やきもち


 眉山(まゆやま)と書いて徳島の人はビザンと
呼ぶ。その眉山の山ろくに大滝山という山がある。
その山の公園の茶屋でやきもちを焼き客に出してい
た。昔の伝説によると,天正13年(1585)に徳島城を
築いた蜂須賀家政公に領民から落成祝いとしてや
きもち献上したところ甘いものが少ない折か
非常に喜ばれた。そして,製造には殿様専用の眉山
地下からわき出る錦竜水の使用が許可された。
それ以来,藩主ご用菓子として名声を博したというこ
とである。
【 材    料 】(10個分)
だんごの粉       200g
あんこ  100g
【 用    具 】
ホットプレート,ボール2
大皿2,フライ返し
フォーク(小),計量カップ
 作 り 方 】
(1)ボールに粉を入れ,少しずつ水を加え,耳たぶくらいの固さにこね,20gに  
 まとめたものを10個つくる。  
(2)あんこは10gにまとめ10個つくる。
(3)(1)を手のひらでのばし,(2)を包んで,5pの平たい円形をつくり,フォーク
 で飾りをつける。
(4)200℃のホットプレートまたはフライパンの上に(3)を置き焼き,返して,少し
 焦げ目がつくまで焼く。  
(5)焼き上がれば,皿に盛りつける。