簡易水質調査用具の作成(透視度計)
(高さ48cmバージョン)

(1) 用意する物
     1.5リットルの丸型ペットボトル2個
     二重十字紙
     目盛りシート
     リサイクルカッ
(ペットボトル用はさみ)
      なければふつうのはさみでも可


    (なお,ペットボトルを5つつなげると100cmバージョンもできます。)

(2) 作り方

@ 筒の製作
ペットボトルには,ふくらみや,くぼみがあり,種類によっては, ここをうまく切ると2本のボトルをはめ合わせることができます。
つなぎ目は,ふくらみとふくらみを合わせるだけでもほとんど水は漏れませんが,ビニルテープで2,3回巻き重ねておきます。

A 目盛りシートの貼り付け

目盛りはふたを0として1cmごとにつけます。
さしを当てて10cmごとに点を打ち,それに合わせてメモりシートを貼ります。
目盛りシートは,0〜12cm,13〜30cm,31〜48cmの3つに分けてレーザープリンター用ラベルシートに印刷しました。


B 標識板の製作

OHPシートや,水に強い牛乳パックのような紙に二重十字を書いて標識板を作り, ふたの中に入れます。

(二重十字の線の太さ)


(3) 使い方

@ 標識板をセットしたふたを閉めます。
A 調べたい水を透視度計に入れて満たします。
B 真上から見ながらふたを少し開けて,水を減らしていきます。
C 二重十字がはっきり見えてきたところで,ふたを閉めます。
D そのときの水の高さを読む。目盛りはcmで,透視度○○cmと表します。
☆いっぱい入れてもなお二重十字がはっきり見えたら48cm以上と表します。

     

ポイント 直射日光をさけて,日陰ではかる。採水したその場ではかるほうが正確に測 定できます。時間がたつと,にごりの原因物質が酸化されるからです。透視 度の値の小さい水は,水の中に懸濁物質が多く含まれています。

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