カチッとメロディー
ねらい
不良接点と電磁波によるスイッチを使ったおもちゃを通して、科学的なものの見方や考え方を育てる。
材料
ベニヤ板(120×180×12mm 台になるものなら何でもよい)
プラスチックカップ(紙コップでもよい)
電池ボックス
乾電池
ICメロディー
導線
ワニ口クリップ
ローソク(カップにあわせた小さいもの
作り方
ベニヤ板の端から5cmぐらいのところに、裏から25mmくらいの釘を打つ。
プラスチックのカップの底に、キリで穴をあけ、ベニヤ板に打った釘に通す。カップが動かないように両面テープかボンドでとめておくほうがよい。
ICメロディーから出ている導線と、15〜30cmぐらいに切った導線の両端にワニ口クリップを付ける。
電池ボックスとICメロディーをベニヤに取り付ける。両面テープか木ねじを使うとよい。
プラスチックカップに5×8cm(2つ折り)に切ったアルミホイルを両面テープで付け端子とする。
カップの底に出ている釘にローソクをさしておく。
アルミホイルを1〜2cmぐらいにまるめて玉を作り、カップの7・8分目くらいまで玉を入れる。
図のように配線する。
使い方と原理
ライター(圧電素子を使用しているもの)でローソクに火を付けるとICメロディーが鳴り出す。
アルミニウムは電気を通すが、酸化しやすく、カップの中のように玉を詰めておくと、アルミニウム同士の接点が小さく、不良接点ができる。そのため、回路はつながっているように見えるが、そのままでは電流が流れない。
圧電素子などで、電磁波を出してやると、電磁波が引き金となって不良接点に電流が流れだし、ICメロディーが鳴り出す。
息を吹きかけたり、軽く揺すってやると音が止まる。ローソクはなくてもよい。
BACK