漣 痕
砂岩など堆積岩表面に見られる周期的な波形模様です。流れる水が堆積した砂の表面に模様をつけたものです。水流のある浅い海で形成される場合が多いが,宍喰に見られるものは,海底地滑りによる水流によってできたものと考えられています。国の天然記念物にも指定されています。
表面にお皿のような模様が重なっているのがわかります。模様の形から堆積当時の水流の方向がわかります。
左の写真は,漣痕の地層を横から見たものです。きれいに成層した砂がちの砂泥互層が急傾斜した様子がよくわかります。それぞれの砂岩層の表面に漣痕が見られます。
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