1 完成図と使い方

                                                  
・ 「くるくるダンス」は,磁石の反発力を利用したお
 もちゃです。
・ 原理は,磁石の同極(N極とN極・S極とS極)の反
 発力です。その反発力を利用してくるくると紙コップ
 を回すと,上に接着している紙人形がくるくるとダ
 ンスをしているように見えるというおもちゃです。N
 極とS極の引きつける力を利用して回転させること
 も出来ますが,むずかしすぎるでしょう。
・ 簡単に作れて,とても楽しいおもちゃです。
                                                    

2 作り方

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・ 油粘土に鉛筆を垂直に立てます。鉛筆の長さは,紙コップの高さより長くします。油
 粘土が一番手軽ですが,厚紙に鉛筆を垂直に立てることで代用ができます。注意点
 としては,鉛筆をよくとがらせておいてください。これで土台となる部分は完成です。
                                                     
2


・ 紙コップに,フェライト磁石を4つ両面テープを使って貼りつけます。同じ極(N極なら
 4つともN極にします)を外側に向けて貼りつけます。磁石を貼る位置は紙コップの下
 の方が回転が安定します。
3


・ 画用紙にダンスをしている人の絵を描いて,紙コップの上に貼り付けます。人形を紙
 粘土で作っても軽い物なら大丈夫です。紙コップにも図柄を書くことが出来るので,回
 転すると楽しくなる図案を考えてみてください。
4

・ 鉛筆の芯をさすために,紙コップの底の真ん中に千枚通しで小さい穴を開けます。
 穴が大きすぎると鉛筆の木の部分と紙コップの穴の部分が接して,鉛筆と紙コップ
 の摩擦が大きくなるので回転が悪くなります。気を付けてください。
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・ 最後に回転させるために,磁石をつけた棒を作ります。もし,紙コップにつけた磁石
 の外側がN極なら,割り箸につける磁石もN極が外に向くようにします。S極の場合は,
 同じくS極にします。これで完成です。紙コップに磁石をつけた棒を近づけて,くるくる
 とリズミカルに回してみてください。意外とむずかしいですよ。